夢の穂高でした 【奥穂高岳】
【コース】(一日目)上高地〜明神〜徳沢〜横尾〜涸沢カール〜涸沢小屋【歩行時間】6時間
      (ニ日目)涸沢小屋〜ザイテングラート〜穂高山荘〜奥穂高山頂〜穂高山荘〜涸沢岳山頂
           〜穂高山荘〜ザイテングラート〜涸沢小屋【歩行時間】6時間
      (三日目)涸沢小屋〜本谷橋〜横尾〜新村橋〜明神池〜上高地【歩行時間】6時間
   平成15年7月25日(金)
 今年の夏山登山は思いきって奥穂高岳に決定した。30年以上経ての奥穂に期待と不安が交差する。上高地に早朝到着。7時過ぎ河童橋からいよいよスタートする。梓川の清らかな流れを左手に見ながら比較的平坦な横尾街道を進む。



 明神分岐から小説「氷壁」の舞台となった徳沢園がある徳沢を過ぎ新村橋を左に見ながら横尾へと進む。横尾は標高1615m。横尾大橋を渡りここからがいよいよ山道になる。前方には中山や常念岳が見えてくる。





 横尾岩小屋跡を通過すると左手前方にそびえたつ屏風岩でロッククライマーの姿が見える。本谷橋辺りから雲行きが怪しくなる。ゴロゴロとした石の登りが次第にきつくなり雪渓が現れいよいよ涸沢カールに着く。雪の上を涸沢小屋に向いユックリ足を進める。午後4時涸沢小屋到着。



   平成15年7月26日(土)
 朝目覚めると思いもよらない青空で常念岳辺りから明るくなってくる。涸沢小屋のテラスからの眺めは最高でしっかり朝食を食べる。




 午前6時涸沢小屋の左からいよいよ頂上に向けて出発する。ザイテングラートが目前に見えここは支稜を意味して穂高の主稜線白出のコルに突き上げる難所だ。岩稜は次第にゆるやかになり穂高岳山荘に到着する。眼下には涸沢小屋が見える。




 穂高岳小屋から奥穂へは鉄梯子が2つありクサリ場もある難所で慎重に登る。しばらくすると次に登る涸沢岳とその後方に槍ヶ岳が見える素晴らしい眺望となる。







 奥穂高岳(3190m)は北アルプスの最高峰であり日本第3位。展望盤があり360度の展望。乗鞍岳や西穂のジャンダルムや昨年登った白山や笠ヶ岳・焼岳・霞沢岳の位置を確認する。眼下には上高地が箱庭のように見える。






 奥穂高山頂からは同じ道を下山して穂高山荘から岐阜大学穂高診療所の前を通り涸沢岳(3110m)に登る。30年前と同じルートだ。登山道で雷鳥の親子4羽が山野草をつついている光景をみることができた。涸沢小屋まではところどころ雪渓を滑るように下る。





   平成15年7月27日(日)
朝、穂高連山に朝日が当たりそれは美しい光景だ。モルゲンロード!!!涸沢小屋のテラスからの光景を何時までも見続けたい思いに駆られる。目に焼き付けて登ってきた道を上高地に向け下山する。お天気に恵まれ念願の奥穂岳登山が出来感激で一杯になる。
  穂高・花の写真

2003年10月K2さまが涸沢の秋を楽しまれたようです。
素晴らしい涸沢・パノラマの紅葉をご覧下さい。
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